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「色」の仕事を選んだのは直感でした
―「色」をお仕事にしようと思ったきっかけがあったら、教えてください。
もう10年以上前になりますが、あるハウジングメーカーのセミナー企画で、パーソナルカラー診断ができる方を呼んだんです。
パーソナルカラー診断というのは、その人の個性にあわせて最もあった色を選ぶ仕事なのですが、「ああこういった色の世界の仕事もあるんだ。私もやってみたい」と直感的に感じました。それが今の仕事との出会いです。
―それからどうやって勉強されたのですか?
すぐ勉強しようと思いましたが、当時専門のスクールは東京まで行かないとありませんでしたので、まずは通信教育を受けることにしました。
修了後、もっと深く勉強したくて、その通信教育の先生が経営している「カラリストスクール・ワムI.C.I」という学校に通って、色の分野ではオーソリティのある「日本カラーデザイン研究所」というところで、色彩マーケティングや色彩心理等の勉強をしました。
―色彩についての学問的裏づけは広告の仕事にも生きますか?
そうですね。広告畑で、毎日のように「色」に接していましたけれど、感性で仕事をこなしてきた面はありましたね。
色彩の効果を知ることによって、論理的な裏づけができれば、広告の色使いに関しても何か説明する時に、説得力も違うし、何より自分の仕事に自信が持てるようになります。
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環境コーディネーターとして、快適な暮らしを作るお手伝いがしたい
―現在のお仕事は、どのようなものですか?
通常は、セミナーを開いたり、パーソナルカラー診断やウェディングカラー&イメージの提案を行っています。最近、店舗などのトータルイメージをコンサルティングしたりする機会も増えてきました。
例えば、つい最近ですが100円ショップのコスメコーナーのイメージを提案し、商品化しました。病院の内装・外装・ロゴなど一連のCIを手がけたりもしています。そのほかに、ブライダルサロンの設立や店舗のリニューアルなど、仕事は様々ですね。
―非常に多岐にわたったお仕事をされていますが、これから手がけていきたい仕事はありますか?
私は、色の効果を上手に取り入れることによって、対象全体のイメージコントロールをしていきたいと考えています。
また、今は環境色彩に大変興味があって、環境デザインをやっていきたいと思っています。 そのためには、建築の知識が必要なので、現在インテリアコーディネートの勉強もしています。
環境コーディネーターとして、快適な暮らしを作るお手伝いがしたいですね。
―例えばどんな対象へのコーディネイトですか?
興味があるのは病院や福祉施設です。
病院について快適な印象、「また行ってみたい」という印象を持っている人は少ないのではないでしょうか。 壁面がグレーだったり、洗面所も寒寒としていたり、居心地のよい環境になっていないのが現状です。
しかし、これからは病院も、患者の立場にたった患者に好きになってもらえるような環境作りが大切になってきます。
私はイメージコンサルタントの視点で、来院される方がホッとして、少しでも元気になれる心地良い空間を提案していけたらいいな、と思っています。
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カラーを知ることが、本業に生きてくる
―カラーコーディネイトのお仕事としての魅力はどんなことですか?
コンサルティングの結果として、お客様が喜んでもらえる何かを提供できた時が、やはり一番嬉しいです。病院の先生が、患者さんが増えたよ、と言ってくれたり、店舗のリニューアルによって売上が伸びたり・・・。もちろん、エンドユーザーに満足頂くことを前提として。
ビジネスのお役に立てたと実感できた時、喜びを感じますね。
―色彩ビジネスを事業としてとらえるといかがですか?
個人的には、カラーコーディネイトはビジネスとしてはまだまだと思っています。 今まで個人的なネットワークで、紹介紹介で仕事をこなしてきましたので、本格的な営業をした経験が無く実態は判らないのですが。市場規模はまだまだ小さいと思います。
ビジネスとして成立するにはこれから別な意味で努力を積み重ねていかなければなりません。
―常に新しいことを勉強して、新たな分野へチャレンジされている姿勢が、すばらしいですね。
目標を持っていればあまり難しいことではないですよ。目標が常に意識下にあれば、大抵のことは成し遂げられます。意識がないと、日常に流されてしまうでしょう。性格的にも私は、思ったことは行動に移すタイプなので・・・。やってみないとわからないし、やらないことには先に進まないですからね。
―では最後に、カラーコーディネーターを目指している方へのアドバイスをお願いします。
はっきり申し上げて、現在県内でカラーコーディネイトだけでビジネスを成立させるのは難しいかと思います。
それよりも、他のお店との差別化や、自分の技術的なものの、プラスアルファにして色彩を生かしていった方が仕事の奥行きが広くなるのではないでしょうか。
美容室でもいいし、花屋でもいいし、料理でもいいんです。カラーを知ることで新しい発見があり、それが必ず本業に生きてきます。
色の世界は限りなく深く、人を幸せにしてくれる可能性を秘めていますから・・・。
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