1個から何でも作れるお店を作ろうと思った
―こちらのお店はいつから始められたんですか?
ここは最初、祖父から始まった本屋だったんです。それから父親が引き継いだんですが、ちょうど10年位前にお店の片隅を借りてステッカー作るようになったのがこのお店の始まりです。
―なぜオリジナルグッズ専門のお店にしようと思われたのですか?
僕は、車やバイクが好きでクラブに所属していたんですが、そうするとジャンバーとかTシャツとかをチームで揃えたくなるじゃないですか。でも、その頃は業者にお願いしてもまとまった枚数じゃないと作ってもらえなかったんですよね。だったら自分で1個から何でも作れるお店を作ろうと思ったんです。
最初はステッカー作りから始めましたが、デザインしたものがステッカーになるっていうのが面白くて、そうすると、もっと良いものを作りたいって思うようになって昼夜関係なくいろいろ研究するようになりました。それから、少しずつ仕事が増えてきて、それに合わせてお店も拡大していったわけですが、父親も本屋の引き際を分かっていたようで、オリジナルグッズ専門のお店を本格的に始めることになったんです。
―宣伝はどのように?
最初は、口コミでしたね。でも、それでは限度があるので、地方の雑誌などにも広告を出して宣伝をしました。ある時、知り合いから勧められて、当時流行ってた全国版の車の雑誌に広告を載せたことがあったんです。そしたら、それがものすごい反響で、電話がずっと鳴りっぱなしになっちゃって、数日鳴り止みませんでしたね。発売元の雑誌編集部にも、うちの電話がつながらないって苦情の電話があったそうです。
―全国版雑誌の効果はすごいですね。
でも、その雑誌は車の専門誌だったので、客層が車やバイク関係の人ばかりになってしまったんです。僕としては、子供から若い人、おじいちゃんやおばあさんまで幅広い層のお客様に来て欲しかったので、一般の人が見るような雑誌などにも広告を出したりしました。

お客様にお渡しして、その後ですよね
―ステッカーから始まって、Tシャツのブランドまで立ち上げられて、今はどのくらいのアイテムを取り扱っているのでしょうか?
数百点になりますね。全部自社製作ですし、やり方も全て独学で勉強しました。
―独学でここまでやられるのはすごいですね。大変なことはありませんか?
商売って、自分でやると大変って思わないんです。例えば、ライターをどうやって作るのかといろいろ研究するじゃないですか。すると、その研究の中にこうすればいいのかっていう発見があるわけです。発見できたときが楽しいんです。

―自社製作できないものなどは、他の業者さんに依頼されたりするのでしょうか?
依頼しませんね。ただ、うちでできるものにも限度があるので、お断りすることもあります。
オリジナルグッズ専門店って、アメリカなどにはたくさんあるみたいですが、日本では2〜3件くらいしかないみたいですね。自分が欲しいものを1個から作ってもらえるお店があるということを知らない人って、まだたくさんいると思うんです。ですから、もっと宣伝していろんな方に気軽に来てもらいたいと思っているんですけどね。
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