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やっぱりフリートークは難しいですね
―やり甲斐を持ってお仕事をされてきたと思いますが、退職することに迷いはありませんでしたか?
私の場合、転居に伴う退社なのでやむを得なかったという面もありますが、何でも始まりがあれば終わりがありますからね。もともと一生同じ会社にいるとも思っていなかったので、あまりどうってことはなかったです。
好きでしていた仕事だったので、終わるのは、やはり寂しかったですよ。でも、NHKにいると規制されて出来なかったこともあったので、これからは色んなことに挑戦出来るんだな、という開放感もありました。
―茨城に来て1年になりますが、現在の活動は?
この1年は、主にお天気についての講座や、講演などを依頼されることが多かったですね。講演の内容は、お天気そのものについてというより、「お天気に関わる仕事」についてとか、「気象予報士としての私」とか、「女性の仕事について」などです。
今年2月、子供たちに、仕事に対して意欲や夢を持ってもらおうとお子さん向けの講演があったんですが、意外にも大人の方の参加が多く、反響も大きかったので驚きました。
ある方に、今、大人こそ、こうした話が聞きたいのでは、と言われ、ハッとしました。大人だって、誰もが100%満足して現在のお仕事をされている訳ではありませんから、何かに迷ったり、立ち止まったりした時に、「この人はどうしているのだろう?」と、何かしら参考に出来る材料があることは、とても意味があることなんだなと思いました。
―実際に、茨城に住んでみて感じたことありますか?
茨城って、話を聞くとすごくお宝が埋まっているんですよね。日本で初めてラーメンを食べたのは黄門様だそうですし、野菜や果物などの生産だってすごく多い農業大国ですし、そういうことを他県の人は意外と知りませんよ。茨城の人も、それを特に広めなくても、という感じがあるのかな。それって、県外出身者としてはすごくもったいない!!と思ってしまいます。
茨城は、たくさんアピールできる部分があるのだから、もっとアピールしたらもっとイメージアップするのでは、と思いますね。
―4月からFMぱるるんで番組が始まったそうですね?
毎週火曜日の17時から3時間、番組を担当させていただいております。最初は多少緊張しましたが、楽しくやらせてもらっています。でも、やっぱりフリートークは難しいですね。3時間も担当すると、幾ら繕おうとしても、素の自分が出ちゃうし(笑)。
その他、イベントや披露宴の司会も始めたばかりです。全部「声」を使って伝えるお仕事なんですが、お天気キャスターとラジオのパーソナリティーは違うし、司会も全く違います。それぞれにそれぞれの「極意」があって、やってみると初めて気づくことが多くて、すごく勉強になりますね。フリートークも難しいけど、もっと上を目指さなきゃって思うから頑張る楽しさがあるし、全部、勉強の最中。それがまた楽しいですね。
―とても前向きで向上心があるんですね。
すごく楽天的なんですよ(笑)。
やっておいて後に結びつくことって 絶対にあります
―そんな藤井さんでも落ち込んだりすることあるんでしょうか?
落ち込む時は、とりあえず落ち込みます。
でも、楽しく過ごしていても落ち込んでいても、時は誰にでも同じように流れていくので、それなら少しでも楽しい気持ちでいたいなって。
それに、自分の中で解決できないレベルの困難はやって来ないと思うので、大変なことがあっても、「これは、絶対に乗り越えられる困難なんだ」って思うようにしています。
そして、どんな時でもとりあえず笑顔、ですね。自分に何があっても周りの人には関係のないことですから、暗い顔していたら、「何、あの人?」って思われて損しちゃう。沈んだ顔してるより、明るい顔をしていた方が、人は好感を持って集まって来てくれると思うんです。それに不思議なもので、ひとまず顔で笑っていると、心も少しずつ立ち直っていけるんですよ。
だから、とりあえず「笑顔」が、特効薬かな?
―現在、所属されているNPO法人気象キャスターネットワークについて教えてください。
これは、全国の気象予報士や気象キャスターを中心に、気象キャスターの活動の幅を広げていこうとか、気象の分野から社会に貢献していこうという趣旨で集まった団体です。その中で、全国の小中学校に、地球温暖化の話をしに行く出前授業というのがあるんです。
私も去年は県内や東京、京都、四国などの学校で出前授業をしてきました。こうした活動を通して、ちょっとは社会に貢献できたらいいなと思って。
―将来的な夢を教えてください。
今後も、気象予報士として何らかの活動はずっと続けていきたいですね。
ただ、「気象予報士=お天気キャスター」という部分だけが注目されがちで、それ以外の仕事は何があるの?と思う方も多いと思うんです。ですから、できれば私が女性気象予報士として、お天気キャスターだけじゃない活動の場を築けるような、ロールモデルになってみたいという気持ちがあります。
仕事という広い範囲で捉えるならば、私は欲張りなので、結婚や出産など女性としての幸せも得たいと思うし、仕事もとりたい。家庭も仕事もしっかりとやっていきたい。どっちかをとってどっちかを諦める、ということは出来ればしたくないですね。
水戸での活動がようやく動き出した感じなので、バランスよく両立させていければと思っています。
―最後に、ジョビジョバ読者の方にメッセージを!
つくづく思うのは、何でも勉強だなということです。人と会って話をするとか、どこかに出かけてみるとか、そういうところから何かを感じ取る、ということが勉強で、どんな事にも無駄ってないんだなって。無駄にしてしまうのは、そこから自分が何も感じないからではないかなと思うようになりました。
将来目指しているものがあれば、がむしゃらに努力することはもちろん大切だけど、それ以外の部分でも、やっておいて後に結びつくことって絶対にありますから、とにかく毎日を楽しく送ってもらいたいですね。
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