| JJ |
まず御社の事業内容について教えてください。 |
| 樋川 |
当社は事業分野には通信機器事業と情報システム事業の2種類があります。 |
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| JJ |
組織はどのように運営されているのですか。 |
| 樋川 |
通信機器の製造部、その設計を行うハードウエア部と、情報システムの設計、開発等を行うソリューション開発部、販売を行うシステム営業部にわかれていて、全部で四部門あります。
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| JJ |
多岐にわたった事業を展開されているのですね。ハード、ソフトで分類するといかがですか。 |
| 樋川 |
ハードでは、通信装置の設計製造、LAN/WAN工事等が、ソフトでは情報システムの設計、ソフト開発、サーバー運用が中心です。 |
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| JJ |
自社製品もありますよね。 |
| 樋川 |
「通販ジョーズ」とい名前の販売支援のソフトと、他に何種類かがあります。今月の15日(水)16日(木)につくばでベンチャーテクノフェアというイベントがあるのですが、そのとき出品する予定です。またASP事業もやっております。
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| JJ |
御社は富士通のディーラーでもありますよね。富士通のパソコン、FM-VのCMで今回木村拓也さんを起用されていますが、キムタク効果というのはありましたか。 |
| 樋川 |
すごかったですよ。以前高倉健さんを起用したときというのは中高年層のパソコン普
及に火をつけたのですが、今回は若年層、とくに女の方への売れ行きが目立っています。若年層は比較的パソコン購入率が良かったのですがさらに伸びました。いまはスマップの誰を使ってもあたりますね。IBMの香取効果もよかったようですし。
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| JJ |
そうですか。やはり広告によるイメージというのは、売上げに大きく影響があるのですね。 |
| 樋川 |
機能による差別化が殆ど無い今のパソコン市場では仕方の無いことかもしれません。
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| JJ |
ところで樋川さんは早稲田の理工学部をご卒業されて、今のトキワ工業にくる前は富士通にいらっしゃったんですよね。富士通時代はどんなお仕事をされていたのですか。
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| 樋川 |
私は早稲田では理工学部でプログラムの勉強をしたのですが、富士通に入社してからは
プログラミングを希望せず、商品開発に携わりました。そこには9年間配属されていました。商品の企画をプログラム開発部門にだしたり、海外での営業をしたりする部署です。結構危ない外国とかにも行ったんですよ。
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| JJ |
その経験今活かされてるんですね。ところで、都内から茨城に来てビジネスのギャップは感じませんでしたか。 |
| 樋川 |
そうですね、人材の質の差が最も感じました。求人募集をかけてもこちらが望むスキルを持った方がいないのです。この分野は東京一極集中が過ぎると思います。
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| JJ |
人材を集めるのが大変そうですね。ところで、実際の採用の際はどのような点を重要視されますか。
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| 樋川 |
意外なようかもしれませんが、話し方を重視します。ポイントは、論理的に物事を考え発言できるか、です。この文章の論理的構築能力というのは、プログラマーに求められる重要な資質のひとつなのです。また、実際の採用の際は、求職者のかたと何度も会って話し合い、自分の
事業やビジョンに対し共感してくれる方かどうかをチェックします。 |
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| JJ |
そういう方はこの地域にはいますか。 |
| 樋川 |
なるべく地元のかたを採用したいのですが、残念ながら、実際仕事を任せられるレベルの方はどうしても都内に偏っています。今ある企画を担当させている社員は、都内に出張の際に何度も話しをし、当社にくることになった者なのですが、話しの中で互いの方向性のすり合わせができているので、こちらの意図が伝わりやすいですし、何より気合の入り方が違いますね。 |
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| JJ |
求める採用レベルを5と評価した場合茨城で応募してくる方の評価はいくつになりますか。 |
| 樋川 |
3くらいですか。 |
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| JJ |
厳しいですね。 |
| 樋川 |
しかし、見こみのある者に関しては弊社に入社後、富士通に出向させ、勉強の機会を与えています。今現在、弊社から三人勉強に行っています。厳しい部署なので、皆、真剣に頑張っています。私自身都内に出張が多いので、様子は時々見に行くのですが、着実に成長し力をつけてきているようです。周囲からの刺激が良い影響を与えているのでしょうね。
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| JJ |
出向期間はどのくらいを考えているのですか? |
| 樋川 |
だいたい1年ほどですが、帰ってくるのが楽しみです。 |
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| JJ |
御社は現在、主にソフト制作、システム関連に力を注いでいらっしゃるようですが将来はどういう方向を目指されているのですか。 |
| 樋川 |
ネットワークデータセンターを基盤としたソリューションビジネスの確立です。 |
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| JJ |
わかりやすく教えてください。 |
| 樋川 |
ネットワークデータセンターとはインターネットを経由してデジタルコンテンツを提供する仕組みです。それによって顧客と密接に繋がりながら、ソフトからハードまで全てにわたるソリューションを提供します。 |
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| JJ |
ASPに近い概念ですね。 |
| 樋川 |
少し違います。ASPは、不特定多数にサービスを提供し、そのサービスもアプリケーションに限定されています。当社の目指すのは、より顧客企業に近いところにいて、実際の業務の深い理解により、システム開発からハードの設計製造その後のメンテナンスまで全て請け負うことのできる統合型システムアウトソーシングです。それぞれの企業様にあった様々なソリューションを用意することで、お客様にとって無くてはならないパートナーとなっていきたいと思います。 |
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| JJ |
すばらしいビジョンですね。では最後にそんなトキワ工業の未来を樋川さんとともに築いていくにふさわしい人材の人物像について教えてください。また、IT産業をになう若者達に一言お願いします。 |
| 樋川 |
今後本当に必要とされるのは、技術を知っている、技術が使えるという単発の能力ではなく、それを使って新しいサービスを開発し、提供していけるインテグレーションとインプルメンテ−ションの能力です。当社もそういう資質を望みます。今後のIT産業はますます、競争が激化し、淘汰が進むでしょう。そういう厳しい環境の中で生き残っていくには、知識を遺いかに習得するか、から一歩先に行って技術全体を俯瞰してみる目、それを組み合わせて新しいイメージを構築する想像力のようなものが必要になってくると思います。 |
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□インタビューを終えて |
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茨城県のIT産業をリードしているといっても過言は無い、少し藤井フミヤ似の樋川さんは、まさに今を生きる青年実業家像そのものでした。富士通での長い商品企画のキャリア
と東京との強いネットワークが彼の茨城における独自性を際立たせています。 「今注目されている勢いのあるこの業界だからこそ、常に危機意識を持ちながら、かつ向上心を
維持しなければならない。」とソフトな印象からは想像もできないような、闘志を感じさせる発言に、ユミは「この人に茨城のITを託したい」と思ってしまいました。IT、ITと騒がれている今、彼のように流行を冷静に判断する経営的視座が求められています。
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