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━ 小野税理士法人、小野経営サポートの事業内容を教えてください。
小野税理士法人は平成14年の税理士法改正で税理士法人が認められたことから、昭和34年に創業した小野税務会計事務所を組織変更し、法人化しました。企業の決算をまとめて税務署に申告する、という税務・会計業務をメインとしています。
こうした小野税理士法人での過去会計を中心とした業務をこなす一方で、小野経営サポートは、先の予算を立てる未来会計をサポートします。先見経営・先行管理といった、いわゆる経営計画ですね。会計人として、お客様に先々の管理ができるサポートをしたいと思って平成9年に設立しました。
━ なぜ税理士を目指されたのでしょうか?
私の母親が会計事務所に勤めていたので、昔から簿記ぐらいは勉強するように言われていました。実際、学生時代に会計学や簿記を勉強してみたら、おもしろいなって思ったんです。それにこの仕事は、中小企業の経営に深く入り込めるということ、お客様とは、長い期間に渡ってお付き合いをしていきます。堅い仕事ですが、地道な努力が信頼関係につながるところに惹かれたんです。
税理士という仕事は私にとって、天職であると思っています。
━ 小野経営サポートでは、いろいろと新しい事業の展開もされているようですが?
こうした事業は、経営者から「こういうことをやってくれないか」、「こういうことに困っているんだよね」と現実に出てくる悩みに対応した結果なんです。顧客のニーズに対応していったらこれだけ増えてしまった、というのが本音ですね。

━ 実際、新しいことをやるのは大変ではありませんか?
一つの事業が軌道に乗るには最低3年はかかると思うんです。このような変革期の時代は、いろいろと事業を再編していかないと生き残れないですねと、お客様にアドバイスする以上は、自分のところでも事業を立ち上げてその苦労を実体験しないと説得力がないと思うんです。自分達ができたことだったらお客様にも提案できますからね。
━ お仕事の楽しさ、やりがいを教えてください。
お客様は、私達が毎月訪問するのを楽しみに待って下さっています。そういう望まれる仕事だということを、今後入社してくる方も現場で感じると思います。
また、お客様のところに行ったら、いろいろな情報を提供して、税法や会計はもちろんのこと、それ以外のあらゆる相談にも対応してフォローをしなければなりません。それは商法・民法・労働法など法律的なことでもあったり、融資交渉・保険・ご家族に関することであったりと、問題も様々です。そのためにも、年間収入の約5%位を教育研修コストに費やし、延べ300日分の外部研修に参加しています。日々の自己研鑽で得た知識をベースに、お客様のお役に立つというのが私たちの仕事ですから、お客様の悩みをフォローできた時の達成感、お客様に感謝されたときの喜び、こうしたところにやりがいを感じます。
━ 税法や会計以外の相談ともなると、御社でも対応に困難な部分もあると思うのですが、その辺の対応はどのように?
「小野経営ブレーンネットワーク」という、弁護士や不動産鑑定士、ファイナンシャルプランナーなど各分野の専門家8名とのネットワークがあるのですが、弊社で対応できない相談は、それぞれの分野の専門家と共に対応し、お客様をフォロー・サポートしていくようにしています。このように私たちと複数の専門家でお客様をサポートすることで、よりよいアドバイスができて、良い結果につながるんです。

━ 御社の求める人材とは?
まず、基本である税務・会計をきちんと理解して決算をまとめる、これができるのは当たり前として、それ以外の仕事も兼務してもらいます。1人で2つの専門領域を持っていないと、お客様からも事務所の先輩達からも評価されないんですね。本人がやりたいと思う部署や適正だと思われる部署で、活躍してもらいたいと思っています。
ただ、中堅・中小企業の経営者様に満足いただくサービスを提供できるようになるためには年数がかかります。5年で半人前、10年で一人前になれたら早い方でしょうね。一生勉強ですので大変かもしれませんが、地域に根差した中小企業の経営をいろんな側面からバックアップするという、非常にやりがいのある仕事です。熱意、信念、前向きな考え方を持って、地道に努力できる方を採用したいと考えています。
正直、労働時間も長いですが、時間という定義で測らず、お客様に対してきちんと責任を持って仕事ができる人、そこにやりがいを感じられる人でしたら、ずっと続けていける仕事だと思います。
━ 経営されていく上での悩みなどはありますか?
企業の6〜7割が赤字という状況で、経営者の方も大変悩んでいます。我々もできうる限り力になりたいのですが、外部からのサポートという立場である以上、限界点があるのも事実です。でも、経営者が真剣に裸一貫になる覚悟で経営を立て直しを考えている場合、我々は時間も労力も惜しみなく注ぎ込みます。だから、こうした企業の悩みに応えていくには一日24時間じゃ足りないんですよ。これが今の私の悩みです。
━ もっと時間が欲しい、と。
そうですね。だから人を増やしたいんです。お客様に提供したいことはいっぱいあるし、仕事もどんどん入ってきます。そのニーズに応えていくために、熱意とやる気と高い志を持った、新しい人材を入れたいんです。あとは勉強して、実務で活かせばいいだけですから。事務所の経営方針、中小企業の経営者の気持ちを正しく理解できる人であればお客様にも評価されると思います。そういう若い人たちと出会って、一緒にやっていきたいと思っています。
━ 今後の目標・信念をお聞かせください。
当事務所は、平成13年にISO9002を認証取得いたしました。税理士・社労士・行政書士の3士業一括取得は県内初です。ISOによる品質マネジメントシステムの導入をきっかけに、より高品質の製品とサービスが提供できるよう、現在、組織改革をすすめているところです。
小野税理士法人は「顧客の発展なくして事務所の発展なし」というが経営理念です。お客様が永続的に発展してもらうことが弊社の発展につながると考えています。
また、小野経営サポートは、一ヶ所に相談すれば何でも解決できる、「地域密着型ワンストップオフィス」をキャッチフレーズとして、経営者の方が"あんしん"して経営ができるようにこれからもお客様のニーズに応えていきたいと思っています。


■インタビューを終えて
小野税理士法人は、昭和34年の創業以来、地道にこつこつと積み上げたお客様との信頼関係の結果、茨城県を代表する税理士法人のひとつとなり、今では、地域の企業にとって、欠かすことのできない心強い存在となっています。
少しでもお客様の力になりたいと、(株)小野経営サポートを設立してからは、野島さんは意欲的に新事業を立ち上げてきましたが、まだまだお客様に提供したいことはたくさんあるし、これからもっと企業の力になりたいと言います。まさに会計人としてのプロ、常に前向きな姿勢は天職の証です。
前回のインタビューの、両鈴木さんのお話と、今回の野島さんのお話から、やりがいのあるとても魅力的な会社だということが分かりました。近い将来、新しい戦力とともに、小野税理士法人・(株)小野経営サポートはさらにパワーアップして、地域の企業を応援してくれることでしょう。(さる子)
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