HOME > This week pick up > 『働く人の本音』バックナンバー > 宮本純子さん
This week pick up! 働く人の本音 vol.8 (2001/04/11)

□■ 宮本 純子 ■□

茨城ゼロックス(株)

JJ 宮本さんは営業部の所属ですが営業そのものがお仕事ですか?
宮本 そうです。
   
JJ ゼロックスと言えば世界に冠たる優良企業ですが、顧客へのアプローチに独自のものはありますか?
宮本 私の現在の仕事は、既存のお客様への提案営業が中心です。例えば、IBMやDEL等様々なメーカーのパソコンとゼロックスのプリンターの組み合わせによる業務の効率化の提案をします。「このような組み合わせですと業務がこれだけ速くなります」ってな具合です。また、長年のお得意様には機械の老朽化によるマイナスをご説明し、リニューアルをお勧めします。あくまでお客様の現在の設備を前提として、コストパフォーマンスを前提とした提案をします。お客様の立場にたった営業というのが特徴でしょうか。
   
JJ 新規顧客へのアプローチは?
宮本 ほとんどが既存のお客様からのご紹介なので、前提として当社へのご理解があるため、まったくの新規ではありません。信頼がお客様を広げていくと考えています。すべての営業の基本はお客様との信頼関係です。
   
JJ 最近、女性の営業の方の活躍が目立ちます。宮本さんははじめから営業を希望されたのですか?
宮本 自分の適性も考えて、人と日々接することのできる仕事を希望していました。店頭でも、外回りでもかまわなかったのですが、営業を第一希望としていました。就職活動をした企業も旅行会社、デパートなどです。
   
JJ 今は外回りの営業ですが、イメージと実際にギャップはありませんか?
宮本 営業が天職だと改めて感じます。仕事が本当に楽しいんです。
   
JJ 最近、営業の組織体制が変わったと聞いています。
宮本 そうなんです。NM(ニューマーケティング)営業部という部門が出来ました。
   
JJ 仕事の上で具体的な変化はありますか?
宮本 これまで、担当の営業がお客様に対するすべての業務を行ってきたのですが、この度営業アシスタントという職種が新しくでき、直接営業とは関係ない細かい事務的な仕事を支援してくれるようになりました。これによって営業はよりお客様に集中できるようになります。きめ細かい心遣い、緊密なコミュニケーションが実現できると思います。お客様満足こそが重要であるという経営判断だと思います。
   
JJ 今後の目標は?
宮本 会社の目標とするCS(顧客満足)の最大化です。先端の情報ツールを駆使し、顧客との緊密なコミュニケーションによってお客様にとって頼れるパートナーを目指します。営業成績はその後に必ずついてくるでしょう。
   
JJ 宮本さん個人の営業のポイントは?
宮本 私にとって営業は個人作業ではなく、チームワークです。3人寄れば文殊の知恵と言いますが、技術の方、同僚などと意見を戦わせ、知恵を絞ります。日々の営業情報を共有しあい、市場にあった提案を手探りで見つけていきます。
   
JJ 新人営業マンにアドバイスを。
宮本 私も入社直後は勢いだけの営業でした。とにかく行動、行動でさまざまな経験を積み重ねるのが先決と思っていました。また、お客様、先輩、上司に解らないことは遠慮なくたずねました。特に失敗をどう乗り換えたかの蓄積が生きています。まずはアクション、走りながら考えよう、と言いたいです。
   
JJ
しっかりした考えをお持ちですね。同年代の方と比べて自分がプロだと感じますか?
宮本 会社の環境がいいのだと思います。学習環境が整備されていて、個人のやる気やチャンスに対してバックアップアップ体制が整っています。
   
JJ 所属しているチームの環境はいかがですか?
宮本 人間関係はベストと言えます。社内にはいつも笑いがあります。これは当社の文化というか、体質なんだとと思います。何しろ入社試験のときから笑いありでしたから。営業にとって笑いはお客様の警戒心を解く武器にもなります。
   
JJ 宮本さんも入社試験で面接官の笑いをとったんですか?
  実はそうなんです。私の発言になぜか面接官が笑ってくれました。意図的ではないんですが。そのとき一緒に笑いをとった同期の女性とは、今でも仲良くやってます。彼女は良きビジネスの相談相手でもあります。
   
JJ ところで御社は富士ゼロックスグループのひとつですよね。
宮本 そうです。茨城ゼロックスは富士ゼロックス100%出資の子会社です。現在県内には本社と6営業所があります。
   
JJ 転勤もあるのですか?
宮本 女性の場合はめったにありません。営業から総務へいくなどの部署が変わることはあります。
   
JJ 現在ISOの取得に向けて大変だとか。ISOは何かプラスがありますか?
宮本 ISOは今、社会に信頼される企業として取って当たり前のライセンスと思います。ISOの考え方はもともとヨーロッパのものなので、多少戸惑いもありますが、グローバル社会において身に付けなければいけない基本的な考え方と認識しています。メリットとしては、そうですね。これまで、営業以外の部署と接触が少なかったのですが、ISO取得に向けて他部門の方とコミュニケーションが増えました。企業の組織がが有機的に絡まっていることを感じます。それだけでも価値があるんじゃないかな?
   
  □インタビューを終えて

宮本さん個人とお話することで感じたのは、彼女の天性の魅力もさることながら、ゼロックスってなんてすばらしい会社なんだろう、いうことでした。 ゼロックスと会社に所属していることに彼女は満足し、納得し、積極的にゼロックスの文化を継承しようとしています。日々の仕事にそれを反映させようと努力している、 そして誇りと確信をもって自分の会社のことを語ることができるのです。それによって宮本さんのすばらしい個性がさらに光り輝きます。 会社と働く人の理想的な形がここにあります。

ゼロックスの豊かな企業文化、強いリーダーシップ、強固な組織運営の仕組みを垣間見ました。 そのポイントは、どうやら、高いコミュニケーション技術、社員への経営戦略の積極的伝達、十分な学習機会の提供、権限委譲の仕組みなどにあるようです。 彼女の言葉の端々にそれが顕著に表れています。 宮本さんはいつも1オクターブ高い明るい声で営業に訪れるそうです。 何よりも会社がその天性の明るさに能力を認めたこと、本人がそれを正しく受け入れてくれた会社に感謝し、何かを返したいと思っていること、それがやる気の原点です。

いい会社で仕事してますね。宮本さん!!