| JJ |
MESCは今年からスタートした新しい会社と聞きました。 |
| 八幡 |
当社の親会社にあたる日立水戸エンジニアリング株式会社(以下:HIMEC)の全額出資で平成13年2月に設立されました。 |
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| JJ |
設立された経緯を教えてください。 |
| 八幡 |
親会社にあたるHIMECは日立製作所の関連会社です。日立製作所水戸ビルシステム本部(旧水戸工場)関連の5社が平成12年7月に合併してできました。今年に入り、継続雇用部門と人材派遣部門が水戸エンジニアリングサービス(株)として分社しました。 |
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| JJ |
今回分社した理由は何ですか? |
| 八幡 |
当社の中心的な業務は、私の担当する人材派遣業です。派遣を希望する方を登録しておき、派遣の依頼を受けた企業のニーズに応じて募集、採用し、派遣しています。ほかには、年金支給年齢の引き上げに対応して、日立グループを定年退職した方々を継続して雇用することも、当社で行っています。 |
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| JJ |
短期間でくっついたり離れたりとあわただしい展開だったのですね。 |
| 八幡 |
はい、この1年で2度の引越しがあり大変でした(笑)。名刺もそのたびに新しくなりますし。それと部署名が何度も変わるので、覚えるのが大変でした。人材派遣業は、厚生労働省から許可を得て事業を行いますので、会社が変わるたびに許可申請のやり直しでした。 |
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| JJ |
派遣先はやはり日立関連の企業が多いのですか? |
| 八幡 |
そうですね。必然的に当社がある日立製作所水戸ビルシステム本部(旧水戸工場)内がメインです。全体では170名派遣しています。 |
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| JJ |
派遣先での業務はどのようなものが多いのですか? |
| 八幡 |
工場内の設計部門が派遣先には多いので、プログラマー・SE、機械設計(CAD)、パソコン事務が中心です。ほかにちょっと変わったところでは、コールセンターへの派遣もしています。顧客リストをもとに電話をかけて、製品の紹介やアンケート調査、案内をするテレマーケティング業務です。 |
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| JJ |
ところで八幡さん自身のお仕事はそういった派遣者の管理業務になるのですか? |
| 八幡 |
そうです。でも、人材派遣センターは小所帯ですので、営業や派遣登録の面接、採用、派遣先巡回、給与計算にお茶くみまで、なんでもあり、です。もとは設計部門のエンジニアでした。いまでも肩書きはSEとなっています。一応(笑)。 |
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| JJ |
かつては、どのような設計をしていたのですか? |
| 八幡 |
電車の運行を管理するシステムです。電車が正常に動いているかどうかを監視したり、異常時の対応をしたりするシステムです。「〜行き電車がまいります」という放送や表示もその一部です。大都市の地下鉄、私鉄等に携わりました。 |
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| JJ |
SEなど専門分野の派遣では八幡さんの知識が活きるのでしょうね。 |
| 八幡 |
おかげさまで、社員の派遣を依頼されたとき、顧客が派遣社員に何をさせたいのかある程度予測がつきます。派遣社員のスキルも判断できます。結果として、仕事と能力のマッチングに役立っています。派遣先から、あるいは派遣社員から、感謝の言葉をいただくとうれしいですね。この仕事の面白さ、やりがいだと思います。 |
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| JJ |
どのようなことで苦労されますか? |
| 八幡 |
顧客の要求水準が高くなってくると、その求める技術や業務内容が理解できても、適性のある人材をなかなか確保できないでいます。今回、jobi-jobaに求人情報を掲載させていただくことになったのも、そういったスキルの高い人材確保の一助になると判断したからです。 |
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| JJ |
例えばどのような仕事ですか? |
| 八幡 |
設計部門では、CADを使って図面の作成ができる即戦力の人材をよく求められます。しかし、この分野の人材は流動化が進んでいないのが実情です。CADの技術の習得を個人でするのは難しいので、スキルを持っている方は、たいがい定職に就いています。 |
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| JJ |
CADを勉強するにはそれなりの設備が必要ですか。 |
| 八幡 |
業務で使うレベルのCADでは、普通のパソコンより性能の高いパソコンが必要です。ソフトは、2、30万円します。3D−CADのソフトは100万円くらいしますよ。これを趣味でやっている人は、なかなかいないでしょうね。
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| JJ |
そうですね。 |
| 八幡 |
派遣先の要望に合わせて求人するだけでなく、要望に合う人材を育成することも必要だと思います。当社では、従来から「パソコン研修室」を設けて、WordやExcelの基本的な技術をマスターする場所を提供してきました。残念ながら、CADについてはまだ対応できていません。しかし最近では、従来の即戦力型の募集でなく、「パソコンの操作がわかってCADに関心がある」人材を求めてくるところも出てきました。人材の確保が困難なことを理解していただき、派遣先で技術の指導をしたうえで活用しようという動きです。人材を育成する、長期的な見方に立った人材派遣です。 |
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| JJ |
教育して育成する人材派遣は求職者にとっても魅力的ですね。
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| 八幡 |
この機会に身につけた技術は一生のものとなり、さらなるスキルアップにつながります。当社の派遣先には、仕事はある、予算もある、でもそれをこなす人材がいないというところが多くあります。仕事をしながら技術が習得できるわけですから、このような仕事は、求職者の皆さんにとってもチャンスだと思います。 |
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| JJ |
最後にひとことどうぞ。 |
| 八幡 |
仕事を探していらっしゃる方の中には、仕事の具体像を描けないでいる方もいるかと思います。仕事は多種多様です。まずは、私たちとお話をしながら、仕事のイメージを膨らませていくというのはどうでしょうか?現在募集中の仕事のほかにも、仕事はあります。また、登録は随時受け付けておりますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 |
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□インタビューを終えて |
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仕事と能力をマッチングさせるための仕組みというのは人材活用の永遠の課題といえます。
それに必要なことは、能力と仕事内容の正確な分析、不足した能力を補填するための方法の確立でしょう。(能力の補填は、教育や研修、カウンセリング、コーチングなどが有効です。)この2つが両輪となって人材を充分に活かすことが可能になりますが、これまで人材派遣業界では、教育について充分な体制がとられてこなかったような気がします。なぜなら人材派遣の登録者は、様々な派遣会社に登録が可能であり,教育を受けてスキルを向上させた上で、他の会社の他の仕事にジャンプする可能性が高いからです。つまりリスキーな投資になってしまうわけです。
水戸エンジニアリングサービス株式会社(略称:MESC) は大企業の系列という位置付けから、安定した仕事を供給できるため、教育に関しても比較的リスクのない形で仕組みを作ることができるようです。今後派遣が普及する中で、このようなスタイルの派遣会社が増えてくれば、技術者が自分でリスクをとらずに様々な人材会社で様々な教育を受けられる構造になり、それが流動化する人材の水準を押し上げ、最終的には日本の産業界全体の競争力を上げることになるのではと期待されます。
八幡さんは自身がエンジニアだったということで、顧客のニーズと、人事の能力レベルの判断をかなり正確に行うことのできる稀有な人材の管理者といえます。そういう優秀な方を人材ビジネスに携わせることのできる日立製作所グループの人材の層の厚みを感じざるを得ません。
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