HOME > This week pick up > 『働く人の本音』バックナンバー > 横山豊治さん 安藤誠さん
This week pick up! 働く人の本音 vol.11 (2001/07/03)

高木工業株式会社

横山 豊治(22歳) 安藤 誠(25歳)


JJ 仕事の内容を教えてください。
横山 機械オペレーターです。工場の機械を使った仕事を請け負います。コピー機の電子部品を 製造しております。
   
JJ 具体的な内容を教えてください。
横山 製造工場内には製品を作る製造ラインと呼ばれるものがあります。今は、それを動かして いる機械を管理しています。
   
JJ ラインについてもう少し詳しく教えてください。
横山 材料から製品ができあがるまでの仕事の流れを、ラインとよんでいます。 ラインのはじめに製品の材料を置けば、ライン終了時に製品は完成します。しかし、時々不良品がでたりトラブルが発生するのでそういうときには対処をし解決しなければなりません。
 
JJ トラブルはよく発生するものなのですか?
横山 製品ラインの種類によって異なるとは思いますが、私が携わる製品に関しては発生率は低くはありません。製造工程の途中でそれを拾い上げていくのが大切です。
 
JJ なぜ発生するのでしょう。
横山 機械も人も完璧では無いからと思います。(注1)シックスシグマのようなシステマティックな 管理をすれば別でしょうが。定期的に機械のメンテナンスはしているのですが、何万という数の部品から製品を作っていくのでどうしても作業途中に発生する率は高いようです。
   
JJ どんな些細な欠陥でも不良品は不良品ですからね。
安藤 実際すごく気をつかっています。扱っているものは大きな機械なのですが、製品の確実さを求めるため細やかな神経を要求されます。
 
JJ 難しそうですね。
横山 そうですね。習熟には時間がかかるのですか?製造マニュアルはあるにはありますが、ある程度の技術的な知識や慣れがないと大変だと思います。
   
JJ 習熟には時間がかかるのですか?
横山 入社して3ヶ月目くらいから、何をしているのかやっと理解しはじめると思います。それから、慣れて仕事ができるようになってくるまでは1年ぐらいは必要だと思います。
 
JJ どういう人が向いていますか?
安藤 誰でも、はじめは相当不安だと思います。工業系の大学で専門的な勉強をしてきた人なら問題はありませんが。技術的な素養が無く、工場内での仕事がはじめての人はなにが行われているのか把握するのさえ難しく不安になると思います。
 
JJ お二人ともそうでした?
横山・安藤
横山
そうでしたよ。
でも慣れてくればそのうち仲間同士、助けあい仕事をすることができるようになります。
 
JJ お二人は働き始めてどのくらいですか?
横山 私は3年目です。安藤は1年弱です。
   
JJ 2人は大変いい関係のようですが、先輩はどちらですか?
安藤
横山
横山です。私は、彼から作業内容や技術の説明などの指導をしていただきました。
今はよき同僚です。
   
JJ ところで本日は夜勤明けということですが。
安藤 そうなんですよ。今朝の5:00まで仕事をしていました。
 
JJ 今から睡眠をとるのですか?
横山 そうです。数時間はまず寝ます。でも、もったいないので起きたら出かけたりします。
5勤2休といって5日いって2日休みというスタイルで働いています。2週に一度夜勤が回ってきます。
   
JJ 生活のリズムが狂ってしまって大変ではないですか?
安藤 慣れてしまえばそうでもないです。ちゃんと休みはありますから。
   
JJ 休みの日のすごし方は?
横山 そうですね。夫婦で家でゆっくりしていることが多いかな?実は妻は妊娠3ヶ月なんです。
   
JJ おめでたいですね。
安藤 愛妻弁当を食べているのを見ると羨ましいです。今から名前を考えているようですよ。
   
JJ 安藤さんはどのように過ごしているのですか?
安藤 私はバイクが好きでよくツーリングにでかけます。
 
JJ お二人の今後の目標は?
横山
もっと機械のことを勉強して一人前になっていきたいです。仕事は自分にあっていると思うのでトコトン極めたいです。
安藤 やっと2年目なので今はまだ模索中です。いままでは教えていただいてた立場が今度は後輩を教える立場です。教えることによって自分自身のスキルも高めていきたいですね。
JJ  
  □インタビューを終えて
  機械のオペレーターという仕事は、一見地味で外からは何をしているのかまったく わかりませんが、実際働いている人たちは、専門技術を駆使して実に様々な創意工 夫をしています。 工場と言うのは、部品材料が製品としてでてくる不思議なブラックボックス。付加 価値をつける作業がその中で行われていて、加工貿易国日本が貿易黒字でいられるの も、この工場が日々付加価値を生み出すからです。今回はそんな工場の人間模様をご紹介 させていただきました。 先輩から後輩へ技術が伝承されていく、その中で人間も磨かれていく、日本の製造 業の原点がここにあります。技術を極めたい、という向上心、モチベーションが日本を 支えているのです。 ジョビジョバは一言お二人に言いたい。「ありがとうございます。」