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━ この仕事を始めてみて、手ごたえはどうですか?
すごく楽しい!今、仕事に来ているという感じがしないくらいです。
昨日、台風だったじゃないですか。それで電車が遅れて、出勤が午後になってしまったんです。今までだったら、「もう行きたくない。帰っちゃおうかな」って絶対思ってたのに、昨日は「早く行かないと、予約のお客様に対応できない!電車よ動いてくれ!」って、祈るような気持ちでした。
━ 仕事に対する意識や姿勢に、随分変化があったんですね。
やっぱり責任感が違いますね。一人一人のお客様に必要とされていると思うと、がんばれてしまうんです。
仕事だけじゃなくて、性格も変わったような気がします。もともと人見知りだったのが、この仕事を始めてから、人間関係に積極的になりました。
━ ネイリストは、どういう職業だと思いますか?
一種の接客業ですね。もちろん技術が第一にあるのですが、人間が好きな人でないと、勤まらないと思います。
スカルプチャー(※アクリルリキッドとアクリルパウダーを合わせて作る人工爪)なんて、10本の指全部をやると、3時間以上かかってしまうんですよ。長時間対面しているので、お客様を退屈させないように、自分の中に会話のネタが入った引き出しを一杯作るようにしています。だから、プライベートでも色んな人とたくさん話すようになりました。

━ 自分の体の一部である指先を長時間預けていると、心も開きやすくなりますよね。一種、カウンセラーのような役割を持つ職業かもしれませんね。
確かにお客様の相談に乗ることが多いですね。恋愛相談、仕事の愚痴、この前は進路相談なんていうのもありましたけど(笑)私が役に立てるかどうかはわかりませんが、話をお聞きすることだけはできますから。
女性同士だし、色んな悩みが出てきますよね。すべて終わる頃には、すっかり親近感が湧いてしまって、あれもこれもって、ついサービスしたくなっちゃう(笑)

━ この仕事の魅力は何ですか?
一番うれしいのは、ネイルケアやアートを終えた瞬間の、お客様のパッと輝く満足そうな顔を見ること。近い距離でやっているから、表情がダイレクトに伝わって、私も幸せな気持ちになります。
そんなふうに、もっとお客様に喜んでもらいたいので、その時使用したネイルの色番やアートなどをカルテに書きとめておいて、次回はもっと満足してもらえるように、お客様の好みに合いそうなものを考え、提案しています。
━ では、難しいと感じることは?
難しいというか、残念に感じるのは、やはりネイル担当がお店に一人しかいないので、来店くださるお客様すべてには対応できないということ。せっかく来てくれたのに、予約が詰まっていてお断りするようなことがあると、楽しみに思って来てくれたんだろうな、喜ばせたかったなって落ち込みます。
━ 本当に楽しそうに生き生きとお仕事をしていて、羨ましいです。金高さんのストレス解消法があったら教えて下さい。
私自身も、ネイルケアなど、人にやってもらうことが大好きなんですよ。他のサロンに行ってネイルケアをしてもらうこともあります。かわいい指先になると、純粋にうれしくって、お風呂とか入るとついニンマリしながら見ちゃう(笑)
それからなぜか年末になると、エステやマッサージ、フットケアなど、自分への一年のご褒美としてまとめて色んな所に行くことにしてるんです。それが楽しみでもあり、勉強も兼ねていたりします。
━ これからも、ずっとネイルの仕事をしていくと思いますか?
はい。もしサロンで働いていなくても、何らかの形でネイルには関わっていくと思います。もしかしたら、私は好奇心旺盛な性格だから、違う方向にパッと移っちゃうこともあるかもしれない。でもそれで違うと思ったら、また戻ればいいですよね。あまり自分の人生を決めつけないで、肩の力を抜いてやっていきたいです。

━ では最後に、ネイリストを目指している方にアドバイスをお願いします。
練習あるのみです!とにかく腕を磨くこと。私自身もまだ、日々のサロンワークで技術を磨いているところがあります。スクールを持っているネイルサロンだと、優先的に就職させてくれる所もあるので、スクールに通う場合には、じっくりと比較検討をした方がいいですよ。せっかくスクールを卒業しても、茨城にはネイルサロンが少ないので、就職は結構難しいんです。特に県北地域は、ネイルサロンがほとんどないですよね。
もっと気軽にネイルケアに来てもらえるように、茨城でも浸透させていきたいですね。
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