● 出身:

茨城県西茨城郡友部町
● 血液型: B型
● 学歴: 県立高校卒
● 職歴: たくさんありすぎて、書ききれない・・・
● 趣味: 映画鑑賞
● 自分の性格は?: 素直


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■店舗名 サロンドアート 日立店
■事業内容 美容室
■金高さん
の仕事内容
・ネイルケア、カラーリング
・ネイルアート
・エクステンション
・携帯アート
・まつ毛パーマ
■問合せ 日立市幸町1丁目17-1(イトーヨーカドー内)
TEL:0294-21-7510
なぜ働かなくちゃいけないんだろう?

 現在ネイリストとして活躍中の金高さんですが、職歴は「多すぎて書ききれない」のだとか。

そう、私はとても転職歴が多いんですよ(笑) 事務、販売、あとは工場の作業員の経験もあります。20歳から職場を転々としていて、それでも何もやりたいことがなくて、いい条件や稼げる仕事だという話を聞くと、いつもそっちに流れていました。
でもある時ふと、仕事をすることがつまらなくなっていることに気づきました。別に楽しくないのに、なぜ働かなくちゃいけないんだろう・・・って、なんだか空しくなってしまって。
それで、現状から抜け出したいという思いもあって、何か始めようと、もともと好きだったネイルのスクールに通い始めました。

 それがきっかけで、ネイリストを目指そうと思ったんですか?

その時は、仕事にしようとは考えていませんでしたね。ただ、やっとやりたいこと、夢中になれることを見つけた!というのが純粋にうれしくて、スクールには一生懸命通いました。
実は、ネイリスト技能検定試験の対策のために、まだスクールに通っている途中なんです。そのスクールの先生に、今の職場である「サロンドアート」でのネイル担当の求人を紹介されて、晴れてネイリストとして就職することができました。

 スクールの先生から推薦があったなんて、ラッキーでしたね。

本当にありがたいお話でした。でも、お受けするまでにとても迷ったんですよ。今までの職種とは、ある意味180度違う仕事だったし、自分に向いているのかどうかもわかりませんでした。それにこのお店は、ネイル担当が1人しかいないから、責任重大。私の技術が、このお店のネイルの評価に直接つながってしまうと考えると、私なんかに勤まるのかな・・・と、とても不安でした。
通勤距離が長いのも悩んだ理由のひとつで、友部から日立まで通うのも大変そうだな、と。

 でも結局、就職を決めたんですね。

やらないで後悔するより、やってからの後悔の方がずっといいじゃない、と思ったんですね。それで思い切って飛び込んでみる事にしました。

流行を追うために、日々勉強

━ ネイルの魅力は何だと思いますか?

そうですね・・・なぜかわからないけど、昔から好きなんですよね。本当に小さな世界だけど、女性って、綺麗な爪がチラッと目に入ると「かわいいなぁ」って幸せ気分になれるじゃないですか。でも私が働いていた会社は、厳しいところが多くて、小指ぐらいでこっそりとしか楽しめなかった。それでも会社では、「爪の派手な女の子」で通ってたくらいに、ネイルは昔から好きでしたね。

━ お店にはチップの見本がたくさん並んでいて、綺麗なものばかりですが、随分斬新なデザインもあり、驚きました。

そうですね。ネイルというのは、ルールがなくなってきていて、ある意味「何でもあり」の世界です。例えばフェイクファーを爪に付けたり、チェーンを巻くなど、アートのバリエーションも豊富で、流行の移り変わりが早いんです。
浜崎あゆみさん効果で、フレンチネイルのスカルプチュアが急に流行ったり、なんてこともあります。

━ ネイリストの方も、流行を追うのが大変なんですね。

だから日々勉強です。雑誌をたくさん読んでの研究は欠かせないし、東京までセミナーにも出かけます。お客様の中でネイルが好きな方は、技術的なことも本当に良くご存知なので、ネイル担当の私が知らないわけにはいかないですからね。

必要とされていると思うと、がんばれる

━ この仕事を始めてみて、手ごたえはどうですか?

すごく楽しい!今、仕事に来ているという感じがしないくらいです。
昨日、台風だったじゃないですか。それで電車が遅れて、出勤が午後になってしまったんです。今までだったら、「もう行きたくない。帰っちゃおうかな」って絶対思ってたのに、昨日は「早く行かないと、予約のお客様に対応できない!電車よ動いてくれ!」って、祈るような気持ちでした。

━ 仕事に対する意識や姿勢に、随分変化があったんですね。

やっぱり責任感が違いますね。一人一人のお客様に必要とされていると思うと、がんばれてしまうんです。
仕事だけじゃなくて、性格も変わったような気がします。もともと人見知りだったのが、この仕事を始めてから、人間関係に積極的になりました。

 ネイリストは、どういう職業だと思いますか?

一種の接客業ですね。もちろん技術が第一にあるのですが、人間が好きな人でないと、勤まらないと思います。
スカルプチャー(※アクリルリキッドとアクリルパウダーを合わせて作る人工爪)なんて、10本の指全部をやると、3時間以上かかってしまうんですよ。長時間対面しているので、お客様を退屈させないように、自分の中に会話のネタが入った引き出しを一杯作るようにしています。だから、プライベートでも色んな人とたくさん話すようになりました。

 自分の体の一部である指先を長時間預けていると、心も開きやすくなりますよね。一種、カウンセラーのような役割を持つ職業かもしれませんね。

確かにお客様の相談に乗ることが多いですね。恋愛相談、仕事の愚痴、この前は進路相談なんていうのもありましたけど(笑)私が役に立てるかどうかはわかりませんが、話をお聞きすることだけはできますから。
女性同士だし、色んな悩みが出てきますよね。すべて終わる頃には、すっかり親近感が湧いてしまって、あれもこれもって、ついサービスしたくなっちゃう(笑)

お客様のパッと輝く満足そうな顔を見るのが幸せ

 この仕事の魅力は何ですか?

一番うれしいのは、ネイルケアやアートを終えた瞬間の、お客様のパッと輝く満足そうな顔を見ること。近い距離でやっているから、表情がダイレクトに伝わって、私も幸せな気持ちになります。
そんなふうに、もっとお客様に喜んでもらいたいので、その時使用したネイルの色番やアートなどをカルテに書きとめておいて、次回はもっと満足してもらえるように、お客様の好みに合いそうなものを考え、提案しています。

 では、難しいと感じることは?

難しいというか、残念に感じるのは、やはりネイル担当がお店に一人しかいないので、来店くださるお客様すべてには対応できないということ。せっかく来てくれたのに、予約が詰まっていてお断りするようなことがあると、楽しみに思って来てくれたんだろうな、喜ばせたかったなって落ち込みます。

 本当に楽しそうに生き生きとお仕事をしていて、羨ましいです。金高さんのストレス解消法があったら教えて下さい。

私自身も、ネイルケアなど、人にやってもらうことが大好きなんですよ。他のサロンに行ってネイルケアをしてもらうこともあります。かわいい指先になると、純粋にうれしくって、お風呂とか入るとついニンマリしながら見ちゃう(笑)
それからなぜか年末になると、エステやマッサージ、フットケアなど、自分への一年のご褒美としてまとめて色んな所に行くことにしてるんです。それが楽しみでもあり、勉強も兼ねていたりします。

 これからも、ずっとネイルの仕事をしていくと思いますか?

はい。もしサロンで働いていなくても、何らかの形でネイルには関わっていくと思います。もしかしたら、私は好奇心旺盛な性格だから、違う方向にパッと移っちゃうこともあるかもしれない。でもそれで違うと思ったら、また戻ればいいですよね。あまり自分の人生を決めつけないで、肩の力を抜いてやっていきたいです。

 では最後に、ネイリストを目指している方にアドバイスをお願いします。

練習あるのみです!とにかく腕を磨くこと。私自身もまだ、日々のサロンワークで技術を磨いているところがあります。スクールを持っているネイルサロンだと、優先的に就職させてくれる所もあるので、スクールに通う場合には、じっくりと比較検討をした方がいいですよ。せっかくスクールを卒業しても、茨城にはネイルサロンが少ないので、就職は結構難しいんです。特に県北地域は、ネイルサロンがほとんどないですよね。
もっと気軽にネイルケアに来てもらえるように、茨城でも浸透させていきたいですね。


□インタビューを終えて

「爪が綺麗になる幸せ」は、女性の特権です。
さらにネイルサロンは、綺麗になるという事だけが目的で行くのではなくて、ストレスを一杯抱えながら生活している女性の、癒しのスペースでもあります。
ネイリストの方に、共感し受け入れてもらい、癒され、綺麗にしてもらう。金高さんは、そういった女性のニーズを理解し、一緒になって感じてくれます。それは、彼女自身がたどってきた道でもあるから・・・かもしれません。

技術職として腕を磨き、妥協はしない。それはお客様に満足してもらって、幸せな気持ちで帰ってもらいたいから。それが彼女の原動力です。こんなに素敵な、仕事への取り組み方は他にありません。

何かを見つけたら中途半端に終わらせず、納得のいくまでその目標とつきあえば、後悔もしないし、もっと道は開けるのです。金高さんには、そういう気持ちで、一歩一歩夢を実現させてきたという自信と、生き生きとしたパワーがありました。
きっと、金高さんが楽しそうに働いている姿を見るために、お客様もお店に足を運びたくなるんですね。
日々がんばる女性のために、金高さんも頑張って下さい! (モリ)