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◆◇◆ 職務経歴書 2004/10/29 放送

【ポイント】職務経歴書:自分を表現する場
Q:今日は職務経歴書の書き方ということですけれど。
A:職務経歴書は、履歴書と違って白紙なんですよね。書く欄がないので、不安感も大きいと思うんですけど、その分、自分らしさを表現するのにもってこいともいえるんですよね。
Q:自分らしさを表現とは言っても、「形式」はあるんでしょう?
A:いくつかポイントはお話しますけど、でも、やっぱり、心構えとしては、職務経歴書の紙は自分を表現する真っ白なステージ、という風にとらえていただきたいと思います。
Q:ステージですか?
A:そうですね、これから自由に自分を表現する場、というように前向きにとらえてもらいたいんですよね。
【ポイント】自分の意志の伝え方:明るく楽しく。
Q:じゃ、あまり行儀作法にとらわれなく、というように?
A:そうですね、あまり「形式」にとらわれて堅苦しく萎縮して書いても、だいたい書いてる本人がつまらないじゃないですか? そうゆう「つまらなさ」って、今度は読むほうにも伝わってしまうんですよね。
Q:やっぱり意気込みを伝えるんですね。
A:これは就職とかに限ったことじゃないですけど、やっぱり自分の意志というか意図を伝えるときって、明るく楽しくっていう感じにしてると、伝わり易いし、相手もそういう感じになってくれることも多いと思うんですよね。
【ポイント】「事実」に「アピール」を織り交ぜる。
Q:では、まずは、真っ白なステージに向き合ったとして、具体的な中身については?
A:内容としては、「職務経歴書」という名前のとおり、これまでの仕事の経歴を書いていくわけですけれど、ここでも「事実」と「アピール」を織り交ぜた方がいいですね。
Q:「織り交ぜる」っていってもそれも難しいですよね。作文みたいにしてしまってもいいということなのでしょうか?
A:本当に「作文」のような形式にしてしまうと、それもどうかと思いますけれど、といって、「経歴は経歴で事実関係は変えようもない」という感じに開き直ってしまって、単なる事実の羅列でもダメですね。
【ポイント】「アピール」がある場合:「過去の栄光」とはならないように。
Q:事実の書き方にアピールを込めるんでしょうか?
A:そうですね。よくあるのは、なにかのプロジェクトでリーダーを務めたとか、表彰された、ということを書くことが多いようですね。
Q:それは良いアピールなんでしょうね?
A:いえ、ここで注意が必要なんです。表彰されたとかって、場合によりますけど、その会社独自の表彰だったりすることもあって、あまりアピールにならない場合もあるんですよね。過去の輝かしい事実にしがみついている、という印象を与えないようにする必要がありますね。
Q:それはそうですね。
A:そのために、表彰の事実のみではなく、自分のどういう努力が評価されたのか、また何がこれからに応用できるのか、といった表現というか書き方をするように心掛けた方がいいでしょうね。
【ポイント】「アピール」がない場合:日々の業務での自分なりの工夫など。
Q:でも、まだ表彰とか目立った事実があればいいですけど、取り立てて業務内容以外に書くべきことがないっていう人はどうすれば良いんでしょう?
A:特に目立った出来事がない場合も、どのような業務で、どのような役割で、など具体的に書く方がいいと思いますね。
 たとえば、「こんな問題意識を持って仕事してました」みたいな感じで、こんなことを提案したとか工夫したとか、そんなエピソードなんか、良いんじゃないかと思います。

Q:仕事に対する姿勢みたいなことを表現するんですね。
A:そうですね。日々の業務をしていて、改善に何を考え、どんなことをしたか、さらに、その後どのような結果がでたのか、ということまで書くと完璧ですね。
【ポイント】「アピール」の仕方:感想文にならないよう結果など事実を抑える。
Q:なんだか企画書みたいな感じで難しそうですね。
A:あまり自分の「感想文」にならないように注意する必要はあるんです。やっぱり「事実」を書くのが経歴書ですから。なので、「どのような結果」とかは事実のアピールとして大切ですね。
Q:「結果」って・・・何か数字を挙げたりするんですか?
A:たとえば「お客さんにお礼の葉書を出すようにした」とか「作業道具の整理用の棚を作った」みたいなことで、それで、その結果、「感謝された」とか「効率化がはかれた」とかそんな感じでいいんですけどね。
【ポイント】「アピール」の仕方:会社の方針と自分自身の行為とを区別して。
Q:それだったら無理なく書けるかもしれませんね。
A:ただ一つ注意して欲しいのは、その会社の業務方針と、自分で考えた工夫点とをはっきり分けて表現する必要はありますね。
Q:そうですね、会社の決まりでやってた、と捉えられると損しちゃいますね。
【ポイント】書式:黒一色でレイアウトを工夫する。余計な記号などはマイナス。
Q:いろいろ書けそうな気はしてきたんですけど、書き方の形式的な面では?
A:自己アピールははっきり別項目にしてもいいようです。いずれにしても読んでもらわないと意味が無いですから、見やすく、レイアウトを考えて書いたほうがいいですね。
Q:記号とか、矢印とか、色で強調しても良いんですか?
A:以前、企業の人事の担当者から言われたんですけれど、一度、蛍光ペンでアンダーラインが書かれていたり矢印が引いてあったり、という職務経歴書があったらしいんですけれど、これは、その人事担当者から言わせると「余計なお世話だ」ということでしたね。重要なところなんかは、担当者が読み取るところで、応募者から言われることじゃないっていうことでした。なので、あまり色のあるペンとか矢印なんかは使わない方がいいかもしれません。
【ポイント】レイアウトとともに自分の未来もデザイン
Q:職務経歴書って、どちらかというと、あまり気のすすまない義務的な感じでしたけど、お話を伺っているうちに、少し楽しく書けそうだな、という気もしてきましたね。
A:最初に言ったことなんですけれど、職務経歴書は、これからの自分のための真っ白いステージというかキャンバスですから、書く内容と同時に自分の未来もデザインしながら書くっていう、楽しい作業ととらえてもらいたいと思います。


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