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◆◇◆ 仕事に必要な英語 2004/11/26 放送

【ポイント】最近の仕事で、英語って・・・?
A:英語を覚えたい、という声は、よく聞かれるところなんですけれど、仕事に結び付けて考えてみると?というところをお話しようと思います。
Q:英語は、なんとなくやりたい、というのは皆思っていると思うんですけれど、仕事に関連して、というよりは、自分の趣味として、という意味合いが強いかもしれませんね。
A:はい。仕事で英語を使う、となると、ものすごくレベルの高い国際的な取引とか思いがちですけれど、今は、意外に身近なところで英語が必要になっていたりするんです。
Q:そうですね。たしかに、商品名でも英語ですものね。
A:はい。商品名もそうですし、たとえばスーパーだったり服屋さんだったり、そういうところの裏側だと、商品の入っている箱とか、かなりの部分が英語だったりするようです。
Q:でも、大体品物を見たりすればわかるから、英語力が必要というわけでもないとも思うんですけれど?
A:もちろん英語がしゃべれないと商品が扱えない、というわけじゃないんですが、商品に添付されてくる「invoice(送り状)」が英語表記だったりするので、ある程度英語がわかったほうが仕事がはかどる場合もありますね。
Q:そうですね、簡単なものでも書類などは「理解」できないと不便なこともありますね。
【ポイント】小さな町工場で見かけたパワーイングリッシュ
A:そういった明らかな輸入商材じゃなくても、意外なところ、普通の町工場のようなところで英語が必要なことも多いようなんです。
Q:工場だと、自動車やデジタル家電の輸出に関連して、でしょうか?
A:いえ、もっと小さな昔ながらの職人さんの町工場という感じのところで、・・・たとえば油まみれで、鉄の部品を加工してるような小さな工場っていう感じのところです。
 以前そういうところからジョビジョバに求人掲載の依頼がありまして、生産管理という職種だったんですけれど、英語力が必要、という条件だったんです。あまり仕事柄、結びつかない感じの条件だったのですが、実際に取材にお伺いしてみてビックリしたんですけれど、普通の作業着のオジサンが電話で英語でしゃべっているんです。

Q:実はすごい人だったりするんですか?
A:すごい人といえばそうなんでしょうけれど、中国からの何かの輸入で、その届く日にについて話してたんですけれど、届く日がちょうど休日にあたる、ということを、「ジャパン イズ ホリデイ! ジャパン イズ ホリデイ!」って言っていたんです。
Q:それは、・・・すごいですね。
A:たしかに文法からすれば、チョット違うかも、という感じなんですけど、業務上の大切なポイントをしっかり伝えてるんですよね。
 パワーイングリッシュっていうんでしょうか、イキオイで、ちゃんとコミュニケーションできて、仕事の大切な要件を進めてるのをみると、ホントに生きた英語を仕事に活かしてる、という感じがしました。

【ポイント】自分なりの動機とか目的で、自分なりの英語を
Q:でも、実際に英語を学ぼうとすると、それはそれで、大人になってしまうと、時間がないとか、どうすれば良いかわからないとか・・・。願望はあってもなかなか動き出せない感じもあるんですけれど。
A:そうですね、そこはやはり、動機というか目的をハッキリさせることが大切だと思います。
 話は変わるんですけど、落語家で柳家小三治という人がいますけど、この人は50歳を過ぎて、アメリカに語学留学をしたんですね。柳家小三治が英語を学ぼうと思った動機というのは、映画を字幕なしで見たい、ということだったんですね。自分でも話芸、しゃべることを職業にしていて、自分の芸はそのまま理解して欲しいと思っている。だったら、映画の役者さんもその人自身のせりふを聞いてもらいたいはずで、そういう意味では、同じ職業柄、字幕でしか英語を理解できない自分を許せない、ということなんですね。
(※詳しくは「めりけん留学奮戦記」http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005G70D/249-1655920-0759569などに収録、本人が語っています)
 このように、実際に仕事で必要ということではなくても、自分の仕事上の「責任」とか、そのように考えて動機を定めるのも良いと思います。

Q:なるほど、それはわかる気がしますね。
A:このように仕事と結びつけて、また「目的」あるいは「用途」「使い方」を明確にする事で、そこから、どのようにして学ぶか、とか、どのぐらいの期間学ぶか、といった方法が見えてくることもあると思います。
Q:そうですね、「なんとなく」という願望だけだと、いつまでたっても始められなかったり、始めても長続きしないかもしれないですね。
A:そうですね、単純に「英語」とはいっても、目的とか使い方とか、その動機は人によって様々ですし、結果的にしゃべる英語というのも、人によって違って良いと思います。学校の英語とは違って、社会人の場合は、「自分なりの英語」というか「自分だけの英語」がしゃべれることが大切なんだと思います。
【ポイント】簡単な学習ヒント:英単語も漢字のように、部品で意味がわかる
Q:具体的にラクな勉強法ってあるんでしょうか?
Aそうですね、私たちの仕事のようにIT関連だと、英語の単語も多いんですけれど、でも良く見ていると、ちょうど漢字の「へん」や「つくり」のように、単語の部分で意味がわかることもあるんです。
Q:でも英語の単語の場合は、はっきりした部品ていうのがわかりづらい気もするんですけど・・・
A:たとえば、わかりやすい単語で言うと、「カーネーション」とか「カーニバル」とかありますよね? この両方の単語には「カー二」とか「カーネ」とか、アルファベットで言うと「C、A、R、N」というつづりがあるんですけど、この部分である意味を表してるんです。
Q:「カーネーション」は花で、「カーニバル」はお祭りみたいなことですよね? あまり共通の意味もないように思うんですけれど?
A:これは、ラテン語から来ている言葉の部品で、「カルネ」で「お肉」の意味なんですね。イタリア語では、今でもお肉のことを「カルネ」というらしいんですけど、「カーニバル」は、肉に感謝するお祭りのことで「謝肉祭」、「カーネーション」は肉の色をした花、という意味なんですね。
Q:なるほど。そう考えると、ホントに漢字の部首のように、意味がなんとなくわかることもありそうですね。
A:そうですね。それでも単語の数も多いので、大変なこともあるでしょうけれど。
 やはり社会人になってからの英語では、趣味で、という考えもありますけれど、社会人として仕事をしている立場では、仕事に結び付けた形で、自分なりの目的を持って、自分なりの英語、というのを目指して欲しいと思います。


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