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◆◇◆ 求人アピールのベストヒット「ヤル気のある方!」の読み解き方 2005/02/18 放送
【ポイント】求人企業の担当者による求人アピール 永遠のベストヒット!
A:今日は「求人情報の読み方」というか「読み解き方」についてお話しようと思います。まあ、あまり雇用条件とか難しい話ではなく、求人情報サイト運営の裏話、という感じで聞いていただければと思います。
ジョビジョバドットコムで掲載している求人情報は、実際に企業にお伺いしたりして聞取ってくるんですね。できるだけ私たちスタッフが出向いて、自分の目で確かめた情報を載せるようにしてるんです。
そのとき一番困るのが「どんな人に来てもらいたいですか?」とか、つまり求人のアピール文をお伺いするときなんです。
Q:求人をする企業にとって、求人のためのアピールだと、そんなに「難しい」ことでもないような気もしますけど・・・
A:そのとおりで、簡単すぎる、というか、決まりきった言い方が多いんです。『求人企業の担当者による求人アピール 永遠のベストヒット』を発表すると、ベスト3は「元気な人歓迎」、ベスト2は「明るい人歓迎」、そしてベスト1は・・・「やる気のある人」!(パチパチ、キャーキャー)という感じなんです。
Q:そうですね、確かに良く見ますね〜!
A:そうなんです。「よく見る」というより、ホントに皆さんそう言うので、言われたことだけを求人情報に書いていると、もう全部おなじになってしまうんです。
そこで、「もうちょっと具体的に」とか訊いてみるんですけれど、みなさん、それを考えるのが難しいようで、「・・・いや、とにかくヤル気ある人が欲しいんだ!」という会話になりがちなんですよね。
Q:たしかにヤル気って、大切だけれど、それ以上、表現しづらい感じもあるかもしれませんね。
【ポイント】求める人物像を表現する難しさ
A:求人アピールを聞取る場面では、希望する人物像を「芸能人にたとえたら?」とか「スポーツ選手にたとえたら」とか、あとは仕事内容も「私が明日から働くとしたら何をすればいいですか?」というように、いろいろ考えて聞いているんですけれど、でもホントに、人物像って表現できないようなんですよね。
Q:そうかもしれませんね・・・。
A:まあ、たしかに「あなたの会社はどんな雰囲気の会社で、どんな人に来てもらいたい?」って表現しづらいのかなとは思います。というのは、ちょっと視点を変えて、「あなたの家庭は?」とか「好みのタイプは?」っていう一般的な質問でも、やっぱり「明るい家庭」とか「明るい人」「面白い人」っていうベストヒット的答えがでてきてしまいますよね。
【ポイント】企業は何を「ヤル気」と見るか?:エドガー・シャインのキャリアアンカー概念
A:どうしてもでてきてしまう、この「ヤル気のある人歓迎!」の表現。仕事探しをしている側から見ると、どう解釈すればよいのか、ということなんですが、やっぱり鍵は「ヤル気」の意味ですよね。
この「ヤル気」を、キャリアアンカー、つまり職業上の「イカリ」として、何が仕事をやる上での根底にあるのか、を分類した考え方があるんですけれど、それによると、
・何かを生み出したい創造タイプ
・仕事上のワザを極めたい技術タイプ
・安定に何よりも関心を持つタイプ
・組織の管理ができる地位への関心を持つタイプ
などがあるんですね。
たとえば仮に水戸営業所を新規出店した営業系の会社を考えた場合、一般的には「創造タイプ」でとにかくオモテを走り回る人をヤル気があると評価すると思われがちですけど、採用担当者やその企業のカラーによっては、営業資料をしっかり整理するような「安定タイプ」を評価するかもしれないんですよね。
Q:なるほど。
>> All About Japan キャリアアンカーを見つけよう
>> 日本能率協会 人材教育用語集
【ポイント】不確実さを積極的に待つ
クルンボルツ教授の「Planned Happenstance概念」
ジェラート博士の「Positive Uncertainty概念」
A:何を「ヤル気」と評価するかは、企業によって様々ですし、一つの会社でもやっぱり今の時代だと、その会社の事業内容や経営方針も変化のスピードが速いので変わることもありますよね。
それに対しての考え方として、何かのきっかけを起こすことまでを準備して、きっかけを得て新たなチャンスが見えてから考える、とか、不確実さを積極的に待つ、ということも言われています。
もう少し簡単にいうと、たとえば求人広告のアピール文だけでその企業の性格を決め付けてしまわずに、とりあえず応募や面接までしてみて、よりその企業のことがわかってから、改めて自分でやっていけるかを考えましょう、ということですね。
>> BPU キャリア理論の最新動向
>> About Planned Happenstance(英語)
【ポイント】大切にしたいのは、自分の「関心」
A:けれど、何でもヤルというような、あまりに主体性のない態度ではなく、自分の関心興味はしっかり持つこと。その関心の強さが「ヤル気」と評価されることが多いのではないでしょうか。
最初に大切にしたいのは、自分の関心・興味ですね。反対に、固定的で具体的過ぎる職業観や、何か義務的な一生の見通しなどを強く持ちすぎると、せっかくのチャンスを逃すこともありますね。
Q:自分で関心が持てる方向でアクションを起こして、あとはその結果でてきた状況に、そのの場面ごとに新鮮に対応する、ということですね。
【ポイント】まずはアクション!
A:求人アピールを上手く表現できない採用担当の人って、反対に働いている人に対しては「この前採用した人はあ〜だこ〜だ」って、これでもかと思うくらい豊かに表現できるんですよね。
なので、やっぱり企業の人は何を考えてるんだろう? とか、自分はどう思われるだろう?って気にはなってしまいますけど、そう考えているだけでは何も動き出さないので、とりあえずオープンマインドというか、積極的に、知らないことを受け入れるつもりで行動を起こしてみることが大切だと思います。
* 放送された番組をお聞きいただけますが、番組中に含まれる求人情報に関しては、放送時の情報です。バックナンバーからお聞きになる時点では、すでに求人が終了している場合もありますことをご了承ください。
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