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◆◇◆ Jobi-Joba on Air / back-numbers


◆◇◆ 社会人の最新「教育」事情 2005/03/04 放送

【ポイント】社会人にとって「教育」とは?
A:今日はですね、『教育』についてお話しようと思います。一般的に教育というと、やっぱり学校での「勉強」っていう感じですけれど、今はキャリア教育とか社員教育っていう部分も、仕事をする上で大切な部分になっているので、そのあたりをお話しようと思います。

Q:そうですね、会社の中でセミナーがあったとか良く聞くようになってますよね。

A:学生でも社会人でも、やっぱり誰でも「成長」って必要でしょうから、その意味では社会人として働くうえでも『教育』は大切な部分だと思います。

Q:はい。自分の価値を高めるためにも前向きでいなきゃならないですからね。
【ポイント】教育がクローズアップされる時代背景
A:それに加えて、さらに、今の時代の就職・雇用に関連して『教育』の意味が大きくなっていることもあるんですね。
 まず、その雇用の観点から今の時代を振り返ってみると、いわゆるバブル崩壊以降、グローバル化とかいろいろ言われますけど、本当にこの数年で、そのような「社会の変化」が「就職・雇用の変化」として、私たちの身近なものになった気がするんです。


Q:そうですね、まあ、失業率とか、たしかに身近なというか、よく聞く話題になってますよね。

A:具体的に企業の採用動向を見ると、学生の新卒採用は控えて、中高年齢層は早期退職、さらにここ数年で定年をむかえるいわゆる「団塊の世代」は対しては高齢者雇用安定法の改正で雇用延長っていう対策があるんですよね。

Q:正社員の不足感が大きくなっているっていう話もありましたけど、定年延長じゃ若い人の就職はまだまだ大変だっていうことですか?

A:残念ながらそうですね。けれど中途採用の枠も広がっていますし、フリーターやニートからでも人柄によって採用はある、という方針の会社もあるんです。
 ただ、そこで『教育』という部分がクローズアップされてくるんですよね。


Q:つまり終身雇用でピラミッド型だった企業の人事制度が、え〜多様化している。いろんな人がいるから『標準化』のための『教育』が大切になってくる、ということですか?
【ポイント】「ヤル気」を引き出すコーチング
A:そのとおりなんです。『教育』の中で『コーチング』というのがあるんですけれど、これは企業の中での自発的な「ヤル気」を引き出す手法です。
 コーチングが取り入れられている背景には、同じ一つの企業の中でも社員によって価値観が多様化していて、以前のようなピラミッド型のトップダウンで部下に行動を指示するような環境ではなくなってきている、という理由があるんでしょうね。


Q:コーチングというと、力強い感じで、なにか指示されるのかと思っちゃいますけど、逆なんですね?

A:そうですね、コーチングは、個人の能力やモチベーションを引き出すもので、その結果、自発的・自律的に行動できるように、というためのものですね。
【ポイント】コーチングの歴史
Q:実際にはコーチングってどういうスタイルで行われる教育なんですか?

A:そうですね、まずコーチって言う言葉ですけれど、語源は「馬車」のこと、もっと古くは「馬車」を作るのを得意としていたハンガリーの村の名前なんですね。ちなみに、あのバッグのコーチも同じですけれど。
 馬車で人を送り届けるという意味が転じて、目標達成のサポートをする人のことをコーチと呼ぶようになり、スポーツの世界では広く一般的になっていました。
 その後、1960年代からアメリカでは、ビジネス分野でもコーチの役割が取り入れられるようになり、特にここ数年は、一流大企業がコーチングを導入して成果をあげ始めた影響で、取り入れる企業が急増しているようなんです。


Q:スポーツのコーチは知ってますけど、そうですか、企業の中でも歴史もあるんですね。
【ポイント】自発的な行動を促すためのコミュニケーション
A:実際の場面では、コーチングは、自発的な行動を促すためのコミュニケーションともいわれています。
 コーチ役の人は、効果的な質問や提案を投げかける形でのコミュニケーションを取ります。それによって相手は目標をはっきりさせたり、やるべき事を明確にしたりして、行動を起こしていく、という感じで、特別なにかテキストとかツールを使うような教育ではないですね。


Q:というと、まあ上司とかによるアドバイスっていう感じですか?

A:人が自らの能力を最大限に発揮するには、その人を励ましたり、違う視点を与えることで、現実の自分自身・今いる位置を確認させてくれるコーチの存在が不可欠であるという考えが根底にありますね。そういう意味では一方的に何かを教える、という事ではなく、教育的なコミュニケーションということになりますね。

Q:教育的コミュニケーションですか? 「教育的指導」ではない、ということなんですね。

A:はい。そんなコーチングによって、今の雇用体系;つまり中途採用だったり、背景に違う人たちの価値観を合わせる、ということなんですね。
 で、さらに、バックグラウンドの違う人たちの職場、ということでは、コミュニケーションに関する『教育』も重要なんですけれど、これに関しては、またいろんな話題があるので、回を改めてお話したいと思います。


* 放送された番組をお聞きいただけますが、番組中に含まれる求人情報に関しては、放送時の情報です。バックナンバーからお聞きになる時点では、すでに求人が終了している場合もありますことをご了承ください。

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