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◆◇◆ 絞り出せ?!志望動機の怪 2006/04/07 放送

【ポイント】志望動機を書くを書く前に...
Q:さて、今日はどんなお話でしょうか?

A:はい、今日は、仕事を探している人、企業に履歴書を書いて送ったことのある人なら誰もが一度は経験する「志望動機」についてお話をしようと思います。

Q:志望動機の書き方ですね。人事採用の現場ならではのお話が伺えそうですね?

A:ただ、実は、単なる志望動機の書き方などを話すわけではないんです。志望動機の書き方のマニュアルなら、書店やインターネットで探せばいくらでもありますからね。

Q:では、一体どんな話なのでしょうか?

A:今日話をするのは、その「志望動機を書く」ということのもっと前の段階の話です。この1・2週間、就職活動中の学生さんの志望動機を添削している中で気がついたことをお話します。
【ポイント】一番最後に書いている志望動機...
A:そもそも志望動機というと、自分が興味を持った会社や働きたい、入社をしたいと思った会社に自分の熱意や思いを伝える一番の部分だと思うのです。市販の履歴書を見ていただければわかりますが、大抵志望動機の欄が一番大きく使われていると思います。

Q:そうですね。就職の面接や履歴書でも、まず一番最初に考える項目ですものね。

A:私もそう思います。ただ、ですね、どうも最近の学生さんの履歴書の書き方を見ていると、明らかにそうではない事になっているなぁと、気がつくんです。

Q:どういうことなんでしょうか?

A:はい、それは志望動機を一番最後に書いている、ということなんです。
Q:それは志望動機が一番重要な項目だからということで一番最後に残している、ということとは違うのでしょうか?

A:私も最初はそう思ったんです。でも、よく聞いてみると、違うんです。志望動機は一番書くのが厄介だから、後回しにしているんです。そして、なぜ厄介なのかというと、そもそも志望の動機がないのに、無理やり考え出さなくてはいけないからなのだそうです。志望動機は、履歴書にある自己PRや趣味・特技、資格の有無など記入した後、最後の最後で、絞り出すかのように書き出している。いや、正確には”作っている”。これが、今の就職活動の現実を如実に表している気がしました。
【ポイント】地元の茨城の有名企業、知ってる?
Q:確かに、志望動機って書くのが大変ですし、特に沢山の企業を受ける学生さんにとっては、それを一企業一企業、思いを込めて書いていたら、相当な時間がかかりますもんね。

A:で、この前ジョビラウンジにいらした学生さんなんかですと、志望動機を何度書いても抽象的というか、優等生的というか、要は誰でもかけるような、自分じゃなくても言えるような志望動機のストーリーを描いてしまうんですよね。これは、もうその他大勢の応募学生さんたちと同じ印象をもたれてしまうので、採用側としては熱意が感じられない=採用したいとは思わないですよね。

Q:誰でもがかけるようなありきたりな志望動機では、採用側もプロですから、すぐに見抜いてしまうでしょうね。

A:特に茨城県内の学生さんに非常に多い傾向なのですが、名前を知っている地元茨城の企業というのが、他県の学生さんに比べて圧倒的に少ない。それは、TVで地元企業のCMが流れない、茨城県内に民放地上波テレビ局がなかった事情から、県内に住んでいて地元の企業の名前を聞く機会が少ないんですよね。例えば駄菓子なんかは、茨城県内ですと意外に全国的に有力なメーカーが沢山あるのに、それが茨城の会社だと知らない。そして、知っている企業、つまり広告宣伝がどんどんできるような大手企業に、「とりあえず〜、なんとなく〜」といったノリで、受験してしまう。そうすると、とりあえず大手だから受験するような企業の志望動機をまともに書けるかっていったら、書けないですよね?
 結果的に付け焼刃的な、一生懸命絞り出して考えた、具体的な「思い」のない志望動機が出来上がってしまうんです。


【ポイント】就職は恋愛?熱い思いをストレートに
Q:なんだか恋愛とかにも似ている気がしますね?

A:はい、よく就職を恋愛に例えられるのは、そういう熱い思いをいかにストレートに、飾ることなく、作ることなくぶつけることが出来るかどうかが、似ているからなのではないでしょうか。「優秀だけどうちには来ない学生」、「内定辞退・早期退社する学生」を見抜くのに、今年は各社必死だと思います。是非、原点に立ち戻って、志望動機について考えてみるのはいかがでしょうか。

Q:私も、どうしてFMぱるるんでラジオをやるようになったのか、その動機をもう一度振り返ってみようと思います。何をやるにしても大切なことですよね。

A:熱意とか思いとか、やる気とか、そういう部分は、最近の科学的手法による採用選考の傾向からは若干敬遠されるかもしれないのですが、やっぱり、人が組織の中で何かを継続的に行なっていくときに、「自分はなぜ今の会社で頑張ろうと思ったのか」が明確であれば、何か壁にぶち当たったとき、そこを乗り越えられるのではないかなと思います。そういう視点で、是非就職活動を進めていって欲しいと思います。


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